猫の型

 定食屋、どっとくう、ギャルの店員(すごく態度が悪かったですね)

 白い野良猫、「生きてる…!」って言ったら笑った、ビクッと動くから触れないんだけどねと言った

 野菜炒め定食、もやしの入った炒め物なのに、もやしの付け合わせがついてた、それで先輩が顔をしかめたので私もその真似をしたら、先輩がふふふと笑ったので楽しかった。写真も撮ってた、消してしまったかもそれともなんとも思わないからそのままなのかな。

   有線の歌、曲名がわからなくて、先輩が3歳差か!と言って私をしみじみ見た。先輩の歌上手ですねまた聴きたいと言った、それからカラオケの話で周りのざわつかない選曲をこれからはしようと思ってって言ったら、そこがいいんだよと言ったので私はめちゃめちゃに感動してしまった。それが長い時間の支えになった。支え。

 

 もっと楽しいことを楽しんで、それなりに自分を肯定して生きていればよかった。そういうことは、無理なのだろうけど。こんなのが、生きてきた中で一番の思い出だと思うと、辛いし、大切にしたいのにこの調子では無理なので、すっぱり忘れてしまいたい。あの店も早く潰れてほしい。