家と実習、バイト代

男の人、特に背が高くてシュッとしてない感じの男に限ってなんとなく親しげなのを見ると、やはり上に立ちたいものなのかなと思う。実際に親しい人からはそういう風には感じないけれど。

 

舐められるのである、私が頭が悪くて口も回らず、おまけに顔も悪いから。そして、なんとなくそのマウントに応じてしまうから。

 

この言語化するには取るに足らんような、嫌な感じはどうすればいいんだろうな。

自分を律してゆくしかないんだろうな。きも、って距離をとったり。

 

そういうことを考えていくと、必ず父母にいきあたる。

 

両親。母の短絡的なところ、直情的なところを見ると、父も丸め込みやすかったんやろ、と思ってしまう。あの男、美しくて賢い女に相手にされんやろ、とか。そのコンプレックスを具現化するように、パッとしない娘が生まれてきたので、辛く当たったのだろうか。私だって、選べるのやったらあの父親は選ばない。生きているうちにはできなかった拒絶を今ならできるのは、情が薄れたからなんだろうか、受け入れてもらえなかったものを嫌うのって、単なる精神の防御機能なのだろうか。なんにせよ、今となっては独り相撲だが!

 

母は母でヒステリックで幼いところはあるが、セミを鷲掴みするような心強いところがあるのだ。セミを鷲掴みするような人は信用するしかないやろ。

 この間も、埼玉の川口?に蒙古タンメン中本食べに行くんだ〜って3回くらい楽しげに言われた。胸がいっぱいになってしまうよな、どうしてそんな狭い世界に生きてんのよ!大学生がハワイ行くようなテンションで言わないでよ!辛いものだってそんなに好きってわけでもないでしょ。

あの母親を将来楽させてやりたい。ワークライフバランスなんて浮ついた、 理解しがたいこと言ってないでガシガシ働きたい。そう。本当に。

 

今日は、二人でやる実習なのに相手の男が自分の分が終わり次第とっとと帰り、親しくもない男だったから随分自己中心的なんだなあ!と思ってたら、謝罪のラインが来た。バットを振りかぶって打つ、というのはこういうことだ。好感度。あのプライドが高そうな男も、ちゃーんとしてる。この学部の人間はみんな本当に人間ができている。私と来たら、バイト代を受け取りにどうしても行けなくて、ぐうぐう寝て約束を反故にした。