リフレックス

 眠くない。眠れない、困ったなつらーい、洗濯しなきゃ、米を炊かなきゃお米は車だ。重くって、ここは安全だから。大丈夫。辛いな、困った、やだなあ勉強しなくちゃ、部屋が片付けられないな、どうしよう。どうすれば、どうしようもないって言葉は祖父が父に言ったんだよー、目が、あの男、ああ、辛い。こんなんじゃだめだ。あの女といると自分が辛くなるので、部活やめたいな。どうして私がやめないといけないの?あああ、あー面倒くさい。あの男が大嫌いだ。それが全てなわけではないよ〜。それはそうでしょう?ほぼ同じなわけないやろ。経済レベルも頭のレベルも私なんかクズ中のクズでこんなとこ辛いよ〜。はよ、免許とりたい。はよ、働きたい。学生なんか最悪だ。時間なんかあったって私みたいな人間がろくなことせんやろ。金もねーし。友達もいねーし。ああ、やだやだ。はよ、はよ働いて、はよ死にたい。そっれだけなのに、なんだ部活だ、生活だ、恋人だなんだ、苦しい。一個もできない。なぜ?楽しいことが一つもない。父親の呪いである。こんな生活は嫌だ。苦しい、辛い。

背の低い

 そういえばあの男、背が低くて。

一緒に出かけられたらいいなと思って買った、ヒールのない可愛い靴を見るたびに気が狂いそうになる。

 

 それとは別に、背の低い子とはよく友達になる。あの子も背が低い。そして、目が悪い。目が悪いと思う。私の周りにい続けてくれる子は、背が低くて目聡くない子ばかりだ。

 

 私の人との関わり方には明らかに問題があって、私は人の言うことに一つも反対できない。そういうところは、すぐばれるし不快な気持ちにさせる。でも、大丈夫なの?って思いながら、相槌しか打たない私に話し続けてくれるのだから、親切だとも思うし物を知らない人間だとも思う。不安。

 

 女の方が風呂に入れないのが、髪のようすですぐばれるのでは、と思う。風呂にも入れないし、ごはんだってちゃんと食べられない。あの自律した女とは共通しているようで、全く逆向きである。逆向きに人との関わりに疎さがあるが。

 

 背が低いというのは、私が対等な関係を信頼できない象徴なのだろうか、父は背が高かった。

 

猫の型

 定食屋、どっとくう、ギャルの店員(すごく態度が悪かったですね)

 白い野良猫、「生きてる…!」って言ったら笑った、ビクッと動くから触れないんだけどねと言った

 野菜炒め定食、もやしの入った炒め物なのに、もやしの付け合わせがついてた、それで先輩が顔をしかめたので私もその真似をしたら、先輩がふふふと笑ったので楽しかった。写真も撮ってた、消してしまったかもそれともなんとも思わないからそのままなのかな。

   有線の歌、曲名がわからなくて、先輩が3歳差か!と言って私をしみじみ見た。先輩の歌上手ですねまた聴きたいと言った、それからカラオケの話で周りのざわつかない選曲をこれからはしようと思ってって言ったら、そこがいいんだよと言ったので私はめちゃめちゃに感動してしまった。それが長い時間の支えになった。支え。

 

 もっと楽しいことを楽しんで、それなりに自分を肯定して生きていればよかった。そういうことは、無理なのだろうけど。こんなのが、生きてきた中で一番の思い出だと思うと、辛いし、大切にしたいのにこの調子では無理なので、すっぱり忘れてしまいたい。あの店も早く潰れてほしい。

 

 

あと20日で21

 はたちの一年は本当にどうしようもなかった。何も得るものがなかった。気力は8/12を頂点に弧を描いて、今もどんどん落ちている。

 

 眠くないのに、眠い眠いと言う言葉に圧迫される。布団に入っても寝付けないし、朝になってもずるずる寝続けてしまう。また、眠剤を貰って来なければ。

 

 3度目の再試で、精神も生活も終了してしまった。今は、ずいぶん元気になった。あの男との関係の改善を夢に見て、願掛けのようにぐるぐる走っていたが、それも完全に叶わなくなってしまった。あの男はゴールに立っていてくれたが、私の方がもうそれに応えられなくなってしまった。なぜ、ああなってしまったのかわからない。あの男も腹を立てていると思う。

 

 ちょっとした遊びに誘ってくれなかったり、隣の子ばかり気にかけるので、というと、それまでのことだがもうめちゃくちゃに耐えられないくらいにしんどかった。しんどかったので、走って逃げたかった。避けた。問題がない。信用がない。悲しくて、しくしく泣いて、そのあと飲んで、それからもう飲んでない。

 

 身体、走るのをやめた。付き合うのをやめた。他の問題もたくさんあった。もともと、私は不出来で、ブスで、だめなのだ。だめだ。痩せていたが、その意味も分からなくなって毎日吐くほど食って、太っていった。

 

 

 

 

M君

先輩に振られてから彼女は起きている時間より寝ている時間の方が増えた。気づくと、一年経つ。

 M君、私が傷つくポーズをすればするほど(実際はただ眠っているのだけれど)、彼は先輩に不信感、敵意とまでは言わないけれども間違ってるという気持ちを抱く。

 それは反転して、私に対して私の中だけで意味のあるもの、信じられる浮き輪のようなものになり、その浮き輪につかまってぼやぼや浮いていることも苦しかったので、傷つくポーズはやめて、ちゃんとします。起きます。

 頭の中の三角の枠から出たい。

 彼はただ、彼が正しいと思う言葉を私にかけたのだろうが、返信にかかった時間や私の名前を見ると(彼は私の名前をいつもささやくように呼びます)、息を呑むほど感動してしまった。

 恋愛でなければ、信頼。

 ま、よくあることなんでしょうが。

 彼のことをよく考える。